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メディカル

多孔質圧電材料

多孔質圧電材料、受波感度

多孔質圧電材料は、セラミックスの中に空孔を均一に分散させた複合構造のものです。バルク型PZTに比べ外力による変形が容易で、特に受波感度にすぐれています。お問い合わせ
  • 製品特長

    高周波用途に対応

    微細な空孔を均一に分散した多孔質圧電材料が製作できます。これにより、従来は困難であったMHz帯の用途に使用可能です。

    電気特性を制御できる

    空孔率を変えることにより圧電定数や音響インピーダンスなどの各種特性を制御できます。

    音響インピーダンスが低い

    音響インビーダンスが低く、水(生体組織)や空気との整合性がよいので効率の良い水・空中音響送受波器が実現できます。

    機械的Q値が低い

    機械的Q値が低いため広帯域であり、短パルス化が可能になるため距離分解能が向上できます。

<特性比較例> φ8mm-5MHz画像診断用振動子特性 多孔質電材

感度:-39.8dB 帯域:87% パルス幅:0.24μs

<特性比較例> φ8mm-5MHz画像診断用振動子特性 一般(バルク)材

感度:-40.8dB 帯域:42.6% パルス幅:0.30μs

多孔質圧電材料(ポーラスPZT)とバルクPZTの違い

左:多孔質圧電材料(ポーラスPZT)  右:バルク型PZT